
赤ちゃんBonjour ach♡3月号でイラストを描かせていただきました。
名前の由来エピソードのコーナー。
もし万が一、じぶんが谷姓のひとと結婚することになり、女児を授かることあらば。
子どもの名前は千尋にする。
獅子は愛するわが子を千尋の谷につつき落とし、助けたい心をぐっと堪えて這い上がってくるのを待つという。千尋の谷に。
谷千尋。 自立した女性になってほしい。
似た想いで、加賀姓のひととの間に女児が生まれたらば、名前は淑女です。由来はレディ・ガガです。
ちょと響きにくいかー。
名前はわが子へのいちばん最初のプレゼント。そして一生付きまとう呪い。
最近多い奇をてらった名前やだれにも読めないような当て字の名前は、正直どうかなーって思う。
だけど100年さかのぼったら、いまの大人によくある「みか」や「たくや」はトンデモネーキラキラネームなんだよね。
そう考えたら、ティアラちゃんやピカチュウくんもアリなのかもしらん。
さて。
キラキラネームの子を目の当たりにすると反射的に「ぅわーかわいそう~親なに考えてんの?」って思っちゃうけど、それって子どもに失礼。
親は浅はかかもしれない。でも、それと子どもの無限の可能性は無関係。
「常識的なふつうの名前のわたしたち」より、優れた人間になるかもしれないよ。てか、なるよ。未来を生きる人間だもの。
光宙(ぴかちゅう)くんが日本を救う日がくるかもしれない。
キラキラネームの子を前にしたとき、頭のなかもキラキラなのかな?って無意識に疑う、自称常識人たちの先入観をころしたい。
先入観さえなければ、キラキラネームなんて呼び名さえなくなるのになぁ。
みんな、すてきな、よい名前。それがいいじゃん。