読みました。ネタばれするかも、読んでないコは読むなコラ♡

むらかみはるきの

1Qはちよん、読みました。

 

検索エンジンに引っ掛かりたくないのでひらがな表記にしてみたーよ!どうこれ、無意味かな?

熱烈なファンのひとが読んだら、たぶん気を悪くすると思うんだ。

双方のしあわせのためのひらがな表記!

うっかり読んでいやな気分になったら

ごめんなさい。 

 

むらかみはるきはもう、むらかみはるきっていうブランドなんだなーと思う。

 

たとえば、ピカソの作品ですよ、って言われて絵を見せられたらさ、

「へーピカソ!すごい!なんだかわからないけど!意味わかんないのはピカソが天才でじぶんは天才じゃないからだよね!すごい絵だわーだってピカソだもの」って、なるでしょう?

ゲルニカを理解してるひとはたぶんひとつまみもいないけど、世の中のほとんどのひとがピカソを知っているし「偉大な画家」って認識してる。

「偉大な画家」って言葉の中には「凡人には理解できないような、ワケのわからない難解な絵を描く」ってことが大いに含まれている。

お坊さんがあげるお経がありがたいのは「理解できない呪文」だから。交通安全の標語みたいにわかりやすかったら、神秘性がなくなっちゃう。

ミニスカートが魅惑的なのは、見えそうで見えないから。わかめちゃんのパンツみたいに常に丸出しだったら、だれも覗かないし、隠し撮りしない。見えないからロマンなんでしょ男性。

 

むらかみはるきは自分のブランド性をよく知っている。あざといくらい多用する「むらかみはるき的な」言い回し。登場人物。行動。やれやれ。

「ある種の女たちはダサくてぱっとしない{僕}のことを強く求める」肉体的に、精神的に。だから内向的性格で地味な容姿にも関わらず女に不自由しない。だってむらかみはるきだからね!

(これって、容姿も頭もひと並みのぱっとしない女子高生がさまざまなイケメンにモテまくる少女漫画の主人公みたいだ)

そしてまるで自慰行為のようなセックス。ひとつ布団でふたりで自慰行為。

とってもとってもむらかみはるき。対凡人的なわかりやすいむらかみはるき。

 

そして難解さ。

このひときっと文学研究者にむけて小説を書いている。

読者に「さすがあの有名なむらかみはるきの小説ね、深いわー」って言わしめる、ワケわからなさ。

これ「文学者による研究の余地」って言い換えてもいいよ。

ちりばめられたメタファーをくまなく拾って、深読みされることを前提に書いている。

難解さは研究者へのサービス。

愛だわー。

作中に出てきた文学作品「失われた時を求めて」やオーウェルの「1984」「カラマーゾフの兄弟」その他を読んでいるひとで、クラシックに造詣深く、さらに作中の多くのエレメントからタイトルさえ出ていないさまざまな作品の影を読み取ることのできる読者。も!の!す!ご!く!たくさんの本を読んでいて注意深く行間を読むことのできる読者、に宛てて書いた小説。

これ研究者への長い長いラブレターでしょ。

ぼくのこと研究してくれてありがとう、愛しているよ子猫ちゃん!

 

三人の看護婦(3人いる意味がわからない)や、ホウレンソウ犬(ジョジョに出てきた犬・イギ―のコーヒー味のチューインガム好きっていうのとおなじくらい本編に関係ない気がする)や、しかめると般若のように歪む顔(ずっとなにかの伏線だと思ってた)や、いまちょっと思いだせないいろんなところが、きっとなにかの暗喩だったりオマージュだったり引用だったりほのめかしなんだろうなぁ。

だけど、凡人のわたしは圧倒的に知識が足りないのでわからない。

タマルには子供がいる、って話はどこにつながるの。

あゆみは「しんで」、年上のガールフレンドは「うしなわれた」。この差はなに。なぜ逆じゃないの。

えびすの先生はなぜふかえりと天吾くんの性行為の有無を気にするの。

拳銃は。(伏線を伏線で覆す?)

新聞に載っていたNHK集金人殺人事件は。(お父さんがお母さんをころした、ってほのめかすための?)

張られた伏線が機能してるのかどうかもよくわからない。

そもそもそれがほんとうに伏線なのかどうかもよくわからない。

うーん

 

 

いじわるなことをいっぱい書いたけれど、むらかみはるきてきな記号や難解さは、むらかみはるきって名前にころされないために作者が着込んだ、身を守る鎧なのかもなーとも思う。

 

 

 

関係ないけど、いま思いだしたこと。

現代の日本で「あなたの宗教はなんですか?」て訊ねると、ほとんどのひとが「無宗教です」って言うんだって。

だけど、音楽や本やなんかの「ファン」のひとたちの熱狂ぶりやのめりこみ方は、まるで「宗教の信者の」傾倒のしかたらしい。

そしてほとんどのひとは「大好きなアーティスト」を持っている。

椎名林檎は増えていくファンを見て「これ以上病気のひとを増やしたくない」って言ったそうだ。

そんなことを、ちょと思いだした。

 

 

むらかみはるきのファンはきっとすごく一途だろうな。

 

 

ばらばらと散文的に書き散らかして、なにが言いたかったのかわからなくなってきたなぁ。

読んでるひとはもっとわからないでしょ。ごめんなさい。

どこのだれだか存じませんがこの文章を読んでくれたあなた、超愛してる!

1Qはちよんは、たぶんラブストーリー!セックスしなくても子供ができるから気をつけて!

わたしにはあまりおもしろくなかったけど、それはきっと知識が足りないせいだよ!

あと、ひとによっては危険本。メンタルに揺らぎがあるひとは、お天気のときに読もう!!

 

もしこの作品に続編があるとしたら、タイトルは「1Q85」ね!

「そして、神さまの王国がおとずれたあとに」で始まる。

 

 

ところで、天吾くんて「天国」と関係あるのかな。

 


概要 | プライバシーポリシー | Cookie ポリシー | サイトマップ
© Copyright © 2009. Okubo Shino. All Right Reserved.